■ 偶然が続いて…
幼稚園の送り迎えでよく会うようになったママ友・あいさん。
最初は気さくで話しやすくて、「仲良くなれそう」と思っていた。
ある日、私が新しく買ったバッグを持っていくと、翌週あいさんが全く同じバッグを持ってきた。
「あ、偶然かな…?」とそのときは軽く流した。
でも、その“偶然”は続いた。
子どもの水筒を新しくしたら、翌週あいさんの子も同じもの。
私が髪を切ったら、翌日あいさんも同じ髪型。
習い事を始めたら、あいさんも同じ教室に申し込んでいた。
「ここまで同じだと…ちょっと怖いかも」
そんなモヤモヤが、少しずつ積み重なっていった。
■ 決定的な出来事
子どもの誕生日に、頑張って飾り付けをして写真を撮った。
その写真をSNSに投稿した翌週、あいさんの投稿が流れてきた。
そこには、ほぼ同じ構図・同じ飾り付けの誕生日写真。
しかも「ずっとやってみたかったんです」と書かれていた。
胸の奥がスッと冷えるような感覚がした。
「あ、もう無理だ」
私は静かに決めた。
距離を置こう、と。
■ 静かに距離を置く
翌日から、必要以上に話さないようにした。
挨拶はするけれど、深入りしない。
SNSもそっとミュートした。
「この距離が、私にはちょうどいい」
そう思いながら、少しずつ気持ちが軽くなっていった。
■ 次のターゲット
数日後。
園庭で、あいさんが別のママに話しかけているのが見えた。
「そのバッグかわいい!どこで買ったんですか?」
そのママは嬉しそうに答えている。
私は少し離れた場所から、その光景をただ見つめた。
■ あとがき
あいさんが次のターゲットを見つけたことで、こちらから何か言わなくても自然と離れていってくれました。
ハッピーエンドと言っていいのか分かりませんが、大きなトラブルにならなくて良かったです。
誰かに真似をされることを気にする人もいれば、まったく気にならない人もいます。
だからこそ、「自分がどう感じるか」を大事にしていいのだと思います。
無理に我慢したり、相手に合わせたりしなくてもいい。
モヤモヤするなら、静かに距離を置くという選択も、立派な自己防衛です。